自立支援医療

これまで障害者の公費負担医療制度(精神病通院医療、更生医療、育成医療)は、障害の種類や年齢によって、負担の割合や計算の仕方が違っていました。

しかし「障害者自立支援法」の成立により、これらが一本化され、「自立支援医療」になりました。この制度では、どの障害のある人も原則医療費の1割負担となります。ただし、所得などに応じて上限額が決められ、負担が重くなりすぎないようにしています。

○自立支援医療概要

①制度間の負担の不均衡を解消
・医療費のみに着目した負担(精神通院医療)と、所得のみに着目した負担(更生医療・育成医療)を、「医療費と所得の双方に着目した負担」の仕組みに統合。

・障害にかかる公費負担医療制度間での負担の不均衡を解消。医療費の多寡と所得の多寡に応じた公平な負担をお願いする。

・障害のある方にも制度を支える一員として負担をお願いしつつ、公費負担医療の給付を低所得の方などに重点化。

②入院時の食費標準負担は自己負担へ
・治療が入院でも在宅であっても、費用負担を公平に。

③所得の低い方などへは負担軽減を
・定率負担については、所得の低い方には月当たりの負担額に上限を設定。
・所得の低い方以外にも、継続的に相当額の医療費負担が発生する方(「重度かつ継続」)には、月当たりの負担額に上限を設定。

詳細は厚生労働省  障害者福祉ページへ

支援組織~家族会

全国には、統合失調症患者を看護する悩みや辛さを抱える家族の癒しの場として、病院家族会、地域家族会などをあわせて、全国各地に約1600の家族会があるといわれています。

活動の基本は、家族同士が定期的に集まり、互いの体験を語り合うことで、癒しの場であるとともに学びの場でもあります。また、現状の制度の改善を行政や医療機関に働きかけたり、勉強会を行いながら、本人の社会復帰を目指して活動しています。

統合失調症における家族の役割は、患者を養うことでも、身の回りの世話をすることでもありません。患者本人に精神的な癒しを与え、心の支えになることが、何よりも必要なのです。

もちろん、家族にも癒しや安らぎが必要です。家族会で話をしたり、情報を交換することで、「悩んでいるのは、自分だけではない」ということを知り、気持ちの整理ができたり、病気に対する知識を得られることもあるでしょう。

統合失調症の治療に、もっとも大切なことは、家族が心の安定を保つことなのです。家族会への参加はとても有意義なことだと思われます。またほかにも、「全国保健所長会」「精神保健福祉センター」のような相談施設があります。

「家族会」への参加は無理だという人には

「家族会」に参加することは、看病する家族の負担を軽減するものではありますが、中には「直接、人と会ったり話したりするのは控えたい」「家の近くに家族会がない」といわれる人もいるかと思います。

そこで利用したいのがインターネットです。

ネットには、統合失調症にかんするさまざまなサイトがあります。その中には、「家族会」のように、患者の家族がお互いの情報を交換したり、悩みを話し合ったりするサイトも
ありますので、ぜひ探してみてはいかがでしょう? ただ、ネットの世界は玉石混交で、あまり感心しないサイトがあることも否めません。

閲覧するだけならかまいませんが、掲示板などに意見を書き込んだりするときは、サイトの内容をよく把握してからのほうがいいでしょう。またメールアドレスなどは、自分名義のものは使わず、Webメールにしたほうがいいかと思います。

掲示板などは、不特定多数の人の目に触れるものです。できれば、専門医や病院などの公式サイトや「家族会」関連ページをおすすめしたいと思います。